「はからう」心が強くて苦しい時に力になってくれるのが集談会である。
集談会は、森田の心理に基づいて正しい方向を教えてくれる上に、
次の一歩をどこに踏み出せばよいかを示唆してくれる。

また、殻に閉じこもった自分を破ってくれるところでもある。
しかも、それらをボランティアで行っているところである。

お互いに、「はからい」を無くして行く道は険しく、遠いかも知れないが、
あたかもマラソンランナーのごとく粘り強く、あるいはまた、亀のようにこつこつと、
集談会の仲間と一緒に助け合いながら進んで行きたいものである。

 私は集談会の効用を次のように考えている。

1.仲間がいるので気が楽になる。話のわかる友達ができる。
2.話し合いや学習を通じて、認識を深め自分の誤りを発見できる。
3.アドバイスや多くの人の話を聞いて刺激を受け参考になる。
4.自分自身を客観的に見られるようになり、自己洞察と総括がすすむ。
5.集談会のお世話をすることで事上の錬磨ができる。
6.励まし合いの中で現実から逃げない方向にすすむ。
7.以上のようなことから「はからい」の尽きる時期が早くなる。
8.人生には新しい悩みが次々と発生するので、集談会は生涯学習の場として役立つ。
9.世話人か幹事、または、代表幹事になって積極的に発見会活動に参加すれば一層効果がある。