「元気に長生きしたい」という欲求は「いつも健康でありたい」ということと結びついています。 健康でなければ長生きもできませんので、健康であることは人生にとって重要なことです。 したがってここでは、そういった健康欲求に根ざした「身体的不安」で困っている人の例を とりあげてみます。 〇　いつも頭痛ゃ頭重感ゃしめつけ感が取れなくて困っている人がいます。 〇　いつも肩こりがして困っている人がいます。 〇　会食のときに吐き気がして困っている人がいます。 〇　身体の揺れるような感じが取れなくて困っている人がいます。 〇　胃部の不快感が取れなくて困っている人がいます。 〇　疲労感が取れなくて困っている人がいます。 〇　夜熟睡できないことを苦にして困っている人がいます。 〇　注意の集中ができないと思って困っている人がいます。 〇　特定の病気になることを苦にして困っている人がいます。 　この他にもいろんな身体的症状で困っている人がいると思いますが、 これらの症状をもつ人はすべて、そういう症状があってはならないと思っており、 いつもその症状のない状態を強く求めていますので、 ことさらその症状を意識するようになったのだと思います。 症状はそれぞれ異なっていても生じてくる不安は 「こんなことでは自分の健康が保てなくなるのではないか」という不安だろうと思います。 その不安を生み出しているものは「健康で幸せに暮らしたい」という欲望ではないでしょうか。 その欲望を実現するために大切なことは、どのような「健康」を求めるのか、 どんな内容の「幸せ」を求めるのかをはっきりさせて、 そのためには学習会や個人相談を利用するのもいいでしょう。 いずれにしても実行可能なものでなければなりませんが、やさしいことから手をつけて行くことです。